BATTLE OF BRITAIN

2003年7月リリースの追加マップです。このマップはBF1942初のオブジェクティブモードとなっています。
簡単に言うと、ドイツ軍は英軍のレーダータワーと工場の破壊、対する英軍はそれらの防衛です。一応、珊瑚海(Coral Sea)も現在ではオブジェクティブモードですが(もともとはヘッドオンでしたが)、この「ブリテンの戦い」は初めからオブジェクティブモード用に設計されたシステムとなっています。
シチュエーションとしては、両軍が海峡を挟んだ航空戦となっておりオブジェクティブモードの内容と併せて、史実風の味付けとなっております。

尚、Secret Weaponでのオブジェクティブモードとはまた微妙にシステムが異なっています。

マップタイプ オブジェクティブ
拠点数 5
  連合軍 枢軸軍
イギリス ドイツ
初期占領数 5 0
固定拠点 0 1
海上兵力 無し 無し
陸上兵力

無し

無し
航空兵力 戦闘機 8機 戦闘機 4機
  双爆  4機
全体戦略:
ドイツ軍
英国本土にある4ヶ所のレーダータワーと中央部の工場の破壊です。拠点の占領は関係無く(全ての拠点は占領不可)、これらの拠点を破壊することで勝利となります。チケットは開始時より自動減少となり、それを止める手立ては、チケットが0になる前に上記ターゲットを破壊することのみです。


英軍
レーダータワー、工場の防衛です。ドイツ軍のチケットが尽きるまで防衛しなければなりません。防空戦闘機隊、対空砲、修理班(地味な仕事ですが)が団結して守り抜きましょう。

攻撃と防御
ドイツ軍の攻撃
合計5箇所の拠点を全て爆撃破壊することが勝利条件です。沿岸部に設置された4ヶ所のレーダータワーと、中央部の大工場がターゲットです。破壊する順番に指定等はありませんので、ともかく5箇所のターゲットを全て破壊しましょう。そして目標の破壊を自軍のチケットが0になる前に成功させることです。

さて、この「ブリテンの戦い」は史実に則り航空決戦のマップです。このマップで登場するJu88双発爆撃機がターゲットの爆撃、戦闘機(Bf109)がその護衛を行う、という原則で行動しましょう。
拠点はいずれもかなりの耐久力があるので相当数の爆弾を命中させなければなりません。(特に工場の耐久力は甚大です)その上に英工兵が修理しまくる(ハズ)ので尚更多くの命中弾が必要となります。ともかく拠点への爆撃を敢行する、これに尽きます。また、拠点が幾つ残っているかも常に確認しておきましょう。特段拠点として表示される訳でも無いので、目視で確認し既に破壊済みの拠点を爆撃したりしないように注意しましょう。

そして基本は、集中攻撃です。各機が各拠点をバラバラに攻撃するよりも一点集中で英軍の修理が間に合わない速度で拠点を潰していく方法が効果的でしょう。但し、拠点の数が少なくなれば当然英軍の守りも厚くなります。英軍が犠牲を厭わずに修理に集中されると非常に厳しいのですが、レスキル状態に嫌気が差した英軍が修理の手をサボってしまった場合には意外と呆気なく拠点を破壊できたりします。

戦闘機隊は迎撃してくる英戦闘機からJu88を守りましょう。戦闘機の数は英軍が2倍ですので常にJu88は英戦闘機の攻撃に晒されます。Ju88自体も結構な防御砲火を備えてはいますが、基本的には敵いません。
戦闘機も爆弾を装備していますが、効果的な爆撃が出来るJu88が確実に爆撃できるように戦闘機隊はサポートに徹するべきです。

歩兵部隊はなかなか行動が難しいところです。拠点を手持ち武器(爆薬等)で破壊しようにも威力が足りないし、爆撃隊の邪魔になってしまいます。また、リスポーンポイントは英国本土側には存在しませんので継続的な行動も出来ません。
ただ、Ju88の定員4人というのは確かに多いので英国本土に降下してからゲリラ的に活動することは一定の効果があります。特に、英戦闘機を奪取したり、戦闘機を使う為に移動中の英歩兵への攻撃等である程度は暴れてやりましょう。

但し暴れ過ぎは禁物です。ドイツ軍の目標としては「なるべくチケットを節約する」ことも重要です。基本的に英国本土に降下した兵はそのまま消耗となってしまうので。そして英歩兵をいくら倒したところで勝利目標には限りなく無関係です。

英軍の防御
英軍の行動はレーダータワーと工場の防衛です。最終的にドイツ軍のチケットが0になった時点で1箇所でも拠点が残っていれば英軍の勝利です。
ドイツ軍のチケットは開始と同時に自動減少が始まり、以降決して止まりません。英軍はドイツ軍のチケット切れまでひたすら守り抜かねばなりません。

防空の要の一つである戦闘機は、拠点から結構離れた場所に配置してある為にジープを利用しなければなりません。使う場合は必ず同乗者を募りましょう。尚、このマップに登場するジープのみ、攻撃キーでクラクションが鳴らせます。(ドイツ軍のキューベルワーゲンは鳴らせません)クラクションを「乗れ!」の合図にすると「Get in!」のボイスよりも早くて良さそうです。
戦闘機隊は襲撃してくるドイツ軍機を出来得る限り撃破し、拠点に近付けないように努力しましょう。特に、拠点防衛の観点から見て脅威であるJu88を優先的に撃墜することがより効果的です。

また、積極的防衛としてドイツ軍ベースに殴り込みをかけドイツ軍機が離陸する前に地上で撃破を狙うことも効果的です。但し、そう都合良く地上攻撃が可能な態勢に持っていけるとは全く限りませんので注意して下さい。

戦闘機隊以外の人員は基本的には工兵を選択し、拠点の修理に集中しましょう。拠点の耐久力はかなりのものですが、それでも連続爆撃を受けるとどんどん耐久力が減っていきます。
いずれにしろ、一旦破壊されるとその拠点はお終いですが、修理し続けることで拠点としての機能を果たすことが出来ますから、それを踏まえて行動しましょう。そして固定機銃が空いていたら積極的に使って撃ちまくりましょう。あまり戦果は期待は出来ないですが飛行機と修理以外ではこの位しかやることがありませんから。

とは言うものの・・・
拠点数が少なくなると、ドイツ軍機の攻撃は残った拠点に集中します。英軍はひたすら修理をやり続け、爆撃で吹き飛ばされて、の繰り返しになってしまう可能性が強いです。そうなってしまうと、ツマラナイという気持ちになっちゃいますよね。
仕方がありませんが、このマップではそうせざるを得ないと割り切って働きましょう。(普段工兵なんて選ばないという人もこのマップだけは工兵で行きましょう)
また、降下侵入してきたドイツ兵に対抗する為にアサルトを用意しておくことも基本的には不要です。ドイツ兵一人に対して、犠牲が出たとしても工兵が数人がかりで対処すればいいのです。このマップに限っては人的損害が出たとしても無視できるからです。

そしてレーダータワーはそれ自身が防空のもう一つの要でもあります。基本的には味方の工兵の犠牲の上に成り立っているものですから一機でも多く敵機を撃墜しましょう。時々レーダータワーに工兵以外で入っている人がいますが原則的に禁止です。耐久力の少なくなったレーダータワーを見捨てて逃亡したり等は論外ですね。