BATTLE OF THE BULGE

このマップは防衛がかなり厳しい設定となっています。理由は意外とシンプルなものですが、アサルトマップでありながら、ある特定の拠点を守り切ることが難しく、逆に一旦奪われたその拠点を防衛側が奪回することがこれまた難しいからです。
「特定の拠点」とは、ズバリ風車小屋です。
ドイツ軍のベース正面に対峙している為、ドイツ軍は戦車の支援の下に次々と増援を繰り出すことが出来るのに対し、米軍はカバーする他の拠点が離れていることがその原因となっています。

また、機甲兵力はドイツ軍が優勢である上に、ベースに集中配備となっているのに対し、米軍は分散されており、更に前線から最も遠いベースに主力がある点が防衛の難しさを増しています。



マップタイプ アサルト
拠点数 5
  連合軍 枢軸軍
アメリカ ドイツ
初期占領数 5 0
固定拠点 0 1
海上兵力 無し 無し
陸上兵力 中戦車 3 中戦車 4
重戦車 1両 重戦車 1両
自走砲 1両 自走砲 1両
航空兵力 無し 無し
全体戦略:
米軍
米軍の目的は、前線の維持を図りドイツ軍のチケットを消費させることでチケット優位を逆転することです。特に最前線である風車小屋を出来うる限り、(チケット優位逆転まで)守り切ることが焦点と言っても差し支えないと思います。

ドイツ軍
ドイツ軍は、まず前線を占領しつつ十分な拠点を確保してチケット優位を保持します。出来れば、全拠点占領による米軍全滅を目指しましょう。

攻撃と防御
米軍の防御
まず、最重要拠点である風車小屋と北東の橋の防衛です。

@ 風車小屋の防衛
更に上記二つの拠点の中でも特に重要であるのが、風車小屋です。風車小屋はドイツ軍のベースの正面に位置している為、常にドイツ軍の攻撃に晒されます。ドイツ軍は開始直後の状態では、全兵力がベースにリスポーンするのに対して、米軍は他の拠点にも兵力を配置しなければならない関係上数的に不利であり、その上ドイツ軍の戦車群が全てベースにあり、風車小屋へ進撃する歩兵の支援をすぐに行えるのに対し、米軍は風車小屋では戦車が1両しかありません。
北東の橋の防衛要員と、ベースから戦車を輸送する人員以外は風車小屋に全兵力を投入して守るしかありません。戦車隊は風車小屋の西にある丘付近に位置して、風車小屋へ向かう敵歩兵の排除をしつつ、敵戦車の南下を阻止しましょう。

ともかく、一旦風車小屋への侵入を許してしまうと、増援が追いつかずに奪回できないパターンが多々あります。風車小屋の守備隊はこの拠点を死守しましょう。侵入されてしまったら、風車小屋の上階へ立て篭もり援軍を待つ方が、討って出るよりも良いかも知れません。

A 北東の橋の防衛
こちらも敵戦車に突破されないよう、地雷施設を中心に防衛します。橋の防衛ということで定番ですね。この拠点はかなり堅いので、人員はそれほど割かずにその分を風車小屋に廻すべきです。ただ、ここを突破されては風車小屋の防衛が無駄になってしまうのでこの拠点は「防衛できて当然」という位に考えておきましょう。

 

残念ながら風車小屋を奪取された場合ですが、もしチケット優位を逆転出来ていれば無理をせずに南西の橋を守ることで勝ちが手に入ります。しかし実際にはチケット劣勢のまま奪取されることが殆どでしょう。その場合は風車小屋を奪回しないとチケット負けとなってしまいます。まず、南西の橋から攻めるのは非常に厳しいです。風車小屋の見通しは南側が開けており、ドイツ軍の防衛ラインを突破することは難しいでしょう。特に戦車が撃ち下ろしてくる態勢を取られると、とてもではありませんが風車小屋へ近付くことすら困難になってしまいます。
取れる策としては、正面攻撃を避けて西側の丘、もしくは北東の橋近辺から迂回潜入する方法が結果的には成功率が高いと思います。


ドイツ軍の攻撃
米軍が最大兵力を投入して守っている(ハズ)風車小屋の攻略です。戦車の支援の下に突撃しましょう。犠牲が出たとしてもベースから次々と突撃すれば占領できるでしょう。米軍の戦車も出てきますが、ドイツ軍の方が戦車兵力は優勢ですので数で押し返すことで対抗できます。(質も勝ってしますが)
チケット優勢のうちに風車小屋を押さえれば、後は十分に人員を配置さえしておけばそのままチケット勝ちです。
積極的に攻める、或いはチケット優勢を逆転されている場合は風車小屋からの歩兵と、ベースからの戦車群の攻撃で南西の橋を攻略しましょう。ここを獲ってしまえば、余程のことが無い限り負けることはないと思います。
北東の橋はとりあえず無視しても構わないと思います。どの道攻略は難しいですからね。ただ、無視するあまりに逆に橋から逆襲されてベースを蹂躙されると言ったことがないように気を付けましょう。