MONTE CASSINO

RtRではハスキー作戦に続くアサルトマップです。RtRに限らず、BF1942はアサルトマップは少ないです。これはヘッドオンとは異なり、攻守のバランス調整が簡単では無い為でしょう。

さて、このモンテ・カッシーノですが縦に並んだドイツ軍の拠点群に対するフランス軍の攻略となるマップです。機甲兵力においてはフランス軍が優位なのですが、ドイツ軍には要所要所に配置された対戦車砲が非常に強力な存在となっており、また高度的にも優位なポジションとなっています。この対戦車砲群に対する攻防がポイントとなるマップでしょう。

マップタイプ アサルト
拠点数 5
  連合軍 枢軸軍
フランス ドイツ
初期占領数 0 5
固定拠点 1 0
海上兵力 無し 無し
陸上兵力 重戦車 1両 突撃砲 1両
中戦車 2両 自走砲 1両
自走砲 2両
航空兵力 無し 無し
中立兵力 無し
 

全体戦略:
仏軍
重要なポイントは冒頭でも述べましたが、まずは対戦車砲の破壊です。これを破壊しないと最前線の拠点占領は不可能です。対戦車砲を排除したら、前線の拠点を確保します。
これをチケット優位であるうちに実行することが理想ですね。チケット優勢を失った場合は、独軍を挟撃する体勢を取る、つまり修道院を奇襲占領する必要も生じてきます。
いずれにしろこのマップは、連携が無いと拠点を1箇所も占領できないまま負けてしまう恐れがあるので、バラバラな攻撃は禁物です。

独軍
地形の有利さと、対戦車砲をフルに利用して仏軍の進撃を阻止しましょう。機甲兵力が劣っている分、これらのアドバンテージを最大限に活用することが重要です。また、拠点群の脇をすり抜けて修道院を奇襲しようとする仏軍歩兵にも注意しなければなりません。修道院を占領されたら挟み撃ちとなってしまいますので大変です。


攻撃と防御
仏軍の攻撃

まず、自走砲が対戦車砲を遠距離撃破することが第1の目的です。これを破壊してしまえば、格段に勝率が上がります。対戦車砲を始末したら、敵前線後方に向けて敵の増援を遮断するように砲撃することが望ましいです。
そして戦車を核として進撃し前線拠点の占領を目指しましょう。拠点付近は起伏のある場所が多く、独軍対戦車兵の隠れながらの攻撃は脅威ですので戦車は単独では無く、複数で攻めるか歩兵の随伴を付けた方がいいですね。とにかく前線拠点を占領する為には独軍の火線に晒される状況の下で拠点に居続けなければなりません。戦車は核ではありますが、敵の目と攻撃を引き付ける為の囮的な役割を果たさねばならない状況にもなるでしょう。

もう一つ重要なことは、修道院への奇襲です。所謂裏取りですが、独軍最後方にある修道院は占領範囲が修道院の最上階ですので、非常に守りが堅い部分です。但しそれは守備する兵力があればの話ですので、もしこの拠点の占領に成功すれば状況は一気に仏軍有利となります。特にチケット優勢を失ってしまった場合には、独軍をすり潰せるだけの体勢に持っていく必要があるので挟撃体勢は是非欲しいところです。

但し、いずれにしてもこのマップで仏軍が最も気をつけなければならないことは単独攻撃を繰り返し各個撃破され、拠点を一回も奪取することなく終了、、、というパターンです。


独軍の防御

とにかく、最前線の防衛です。ここを突破されたら機甲兵力の差で押し切られてしまいます。対戦車砲と高度からくる地の利を十分に活用しましょう。対戦車砲は強力な武器ですが、このマップでは破壊されたらリスポーンしないという重大な欠点があります。その為、こまめな修理は必須です。機甲兵力の不足を補う為に、絶対に必要な武器ですので大事に活用しましょう。

さて、歩兵はある程度は分散した方が良さそうです。上から見下ろす体勢が取れる独軍からは仏軍の行動の様子が判り易いし、修道院を狙ってくる仏軍歩兵を早期発見する為にも広く構えた方がいいですね。

仏軍がバラバラな攻撃をしている分には特段注意することもありませんが、まとまって攻めてくるような場合は、かなり独軍にとって厳しい展開になります。仏軍戦車に突破口を開かれないようにしましょう。

修道院について
RtRでは既に破壊された姿で登場していますが、本来は歴史的に非常に価値のある文化財がたくさんあった美しい修道院であったようです。(現在あるカッシーノ修道院は戦後に建て直されたものです)ところが、独軍の重要施設があると推測した連合軍の容赦ない砲爆撃で瓦礫の山と化してしまいました。尚、独軍の施設はありませんでした。
あんな目立つとこにそんな重要な施設を置くわけねーだろ!」だそうでした・・・