CORAL SEA

コーラル海(珊瑚海)は、2002年12月に追加マップとしてリリースされたもので、標準16マップとはかなり味付けの違うマップです。完全に空中戦に重心を置いたマップで、かなり戦い方が違っています。

このマップに限っては拠点の占領は事実上関係無く、敵の空母を撃沈することが目的となります。

一応、マップの種別としては勝手に「オブジェクト」形式と命名しました。初期のバージョンでは、空母を撃沈した後に出現する旗を占領するというプロセスが必要でしたが、現在では空母撃沈=即勝負あり、となっています。

マップタイプ オブジェクティブ
拠点数 2
  連合軍 枢軸軍
アメリカ 日本
初期占領数 1 1
固定拠点 0 0
海上兵力 空母 1隻 空母 1隻
陸上兵力 無し 無し
航空兵力 戦闘機 6機 戦闘機 6機
爆撃機 6機 爆撃機 6機
全体戦略:
両軍の拠点は空母になっています。現在のBFバージョンでは空母を撃沈することにより相手のチケットが0になります。他のマップとは異なり、自軍の空母を守り、敵空母を撃沈することが目的となります。

尚、リリース当初のバージョン(1.2かな)では、空母が撃沈されても、その中にある旗を取られなければチケットが減少しなかったと思います。

このマップの主役は飛行機です。主役と言うよりも、兵器はそれしかありませんし海上マップでありながら揚陸艇を含め艦船の類は一切出て来ませんので、全てが航空兵力に頼られるという特殊な形態です。(空母は移動できません)
飛行機は戦闘機と爆撃機がそれぞれ6機づつ出現します。

具体的な作戦としては、攻撃隊と防衛隊に分かれて行動することが一般的でしょうね。別にこれはBF1942に限ったことではなく、実際の戦いでもそうでしょうから取り立てて論じることでもないかも知れません。爆撃隊には、当然ではありますが爆撃機を充てます。では戦闘機どうするかと言いますと、攻撃隊の援護と自軍の空母の防衛です。この比率を幾らにするか、というのはなかなか難しいと思います。
「これだ!」という比率は存在しないでしょう。考えられるのは攻撃重視であるならば、爆撃隊の援護を増やし、守備重視ならば、空母の防衛を増やすということになります。
歩兵の兵科、これはほぼ90%は工兵を使うべきです。対空砲要員はもちろんのこと、それ以外で飛行機待ちの人も工兵を選んでおき、手が空いたらすぐ修理を心がけましょう。

さて、以上の事から判ることは「空母を沈めるのは異常に難しい(ハズ)」ということになります。なにしろ通常のマップでは空母の修理担当は不人気職種(笑、なので場合によっては誰もおらず、爆雷撃し放題ということもあったりします。しかし、このマップではそんなシチュエーションにはなりません。

最終的には飛行機乗りの腕、にかかっているとも言えます。如何にして、敵の爆撃を阻止しつつ敵空母への爆撃を成功させるかですね。腕を磨きましょう!

歩兵について:
このマップにおいてだけは、添え物のような存在ですが島々にある施設は当然ながら歩兵しか利用できませんので、これをどんどん使いましょう。但し、揚陸艇の類が無いので爆撃機の後部座席からパラシュート降下で向かうしかありません。とにかく、ある物は全て使うようにすることで相手よりも少しでも優位に立てるように行動すべきです。特に、島から敵空母の対空砲座への狙撃は、とても嫌らしい攻撃ですので(笑、積極的に活用しましょう。
また、飛行機待ちの場合は危険な甲板を避け、なるべく飛行機のリスポーン位置から離れていた方が良いですね。例え飛行機を壊されたとしても、リスポーンするのを待てば良いだけですから別に一分一秒を争って飛行機に乗らなければならない理由はありません。

空母を沈めるのが困難な以上はチケットの削り合いになりがちですので、その際に相手に有利となる「爆撃による大量死亡」」を避けておかないと、最終的にはそれが影響してくると思います。