BATTLE OF THE BULGE

v1.3において、チケットバランスが逆転するという仕様変更の為、従来の戦略が通用しなくなりました(汗
古い解説はこちら

v1.3では攻撃側の勝利チャンスがほとんど無くなったと思います。通常のアサルトマップでは「攻撃側は初期チケット数が優勢である」ことが原則なのですが、このマップでは逆に攻撃側のチケットが圧倒的に少なくなっています。勿論、拠点は全て防衛側に占領されている状態からのスタートですので自動減少も始まっているというオマケ付きです。

つまり攻撃側の勝利の可能性としては「全拠点の占領」を目指すしかありません。逆に防衛側にとってこれ程楽なマップも無いでしょう。

(個人的な感想ですが、これほどのチケット差を付けるのはマップバランス調整としては失敗であると思います。ただまぁ、「バルジの戦い」がテーマであるからには必死の突撃を試みるドイツ軍というのは合ってるかも知れませんが)

マップタイプ アサルト
拠点数 5
  連合軍 枢軸軍
アメリカ ドイツ
初期占領数 5 0
固定拠点 0 1
海上兵力 無し 無し
陸上兵力 中戦車 3 中戦車 4
重戦車 1両 重戦車 1両
自走砲 1両 自走砲 1両
航空兵力 無し 無し
全体戦略:
米軍
米軍の目的は、前線の維持を図りドイツ軍のチケットを消費させることです。アサルトマップ防衛側であるにも関わらず初期チケット数が優勢であるという特殊なパターンですので、無理をする必要は全くありません。但し、ベースだけは絶対に奪われないように注意しましょう。

ドイツ軍
ドイツ軍はとにかくどこでもいいので拠点を占領し、チケット減少を食い止めます。そして全拠点占領による米軍全滅を目指しましょう。というかそれしかありません。旧バージョンでは単に勝つのは面白くないので全滅勝利を目指すというオプション的な考えがありましたが、今では全滅を狙うか、大量の機甲兵力で米軍チケットをすり潰すしかありません。

攻撃と防御
米軍の防御
@ 風車小屋の防衛
風車小屋はドイツ軍のベースの正面に位置している為、常にドイツ軍の攻撃に晒されます。ドイツ軍は開始直後の状態では、全兵力がベースにリスポーンするのに対して、米軍は他の拠点にも兵力を配置しなければならない関係上数的に不利であり、その上ドイツ軍の戦車群が全てベースにあり、風車小屋へ進撃する歩兵の支援をすぐに行えるのに対し、米軍は風車小屋では戦車が1両しかありません。従って局地的には不利である点は変わっていませんが、固執する必要はありません。ただ、なるべく長い時間守ることで一層勝利が確実となります。
A 北東の橋の防衛
こちらも敵戦車に突破されないよう、地雷施設を中心に防衛します。橋の防衛ということで定番ですね。こちらも風車小屋同様、なるべく突破されないようする位の気持ちで十分でしょう。

B 南西の橋の防衛
拠点を守りきれれば一層良いのですが、奪われた場合でも橋自体を渡らせないように地雷等で対処しましょう。 この橋を敵戦車群に渡られた場合、米軍ベースまでの距離は遠くは無いですしサン・ヴィトも危機に晒されるので橋だけは守らなければなりません。
また、この拠点から米軍ベースを狙って侵入を試みる敵歩兵もいますので、それらは確実に排除しましょう。

C ベースの防衛
肝心なことを書いてませんでした(汗。と、言いながらも書くまでも無いことだったりしますがベースを防衛することは絶対的な前提条件です。基本的には1.3以降、楽勝となったバルジ米軍ですが、ここを占領されたら勝ち目はありません。

現状、やはり最終的には機甲兵力の差でベースに追い詰められる、というパターンが多いようです。 チケット差に関わらず、あまり積極的に討って出る必要はありませんので、侵入してくるドイツ軍を確実に排除することを全員で心懸けましょう。
また、拠点数が少なくなってからゲリラ戦で他の拠点を奪回することはなかなかにイヤらしい策であり、ドイツ軍にプレッシャーを与えるという面で効果がありますが、最重要拠点(ベース)の防衛が疎かにならないように割り切るべきです。

 

ドイツ軍の攻撃
まずは、風車小屋と南西の橋の攻略です。戦車の支援の下に突撃しましょう。犠牲が出たとしてもベースから次々と突撃すれば占領できるでしょう。米軍の戦車も出てきますが、ドイツ軍の方が戦車兵力は優勢ですので数で押し返すことで対抗できます。(質も勝ってしますが)実は、数的には殆ど差が無かったりしますがドイツ軍には戦車が集中配備されているのでより有利な感覚があります。

同時に、北東の橋も攻略しなければなりません。旧バージョンでは牽制程度でも良かったのですが全ての拠点を占領しなければならなくなったドイツ軍にとっては避けて通れません。工兵は命懸けで地雷で撤去を試み、アサルトや戦車は工兵を敵の攻撃から守りましょう。
ともかく、いかに早く上記3箇所の拠点を占領できるかです。チケットにまだ余裕がある時点で占領できれば勝利の可能性が無い訳でもありません。南西と北東の橋を前線として、サン・ヴィトの村と米軍ベースを攻撃出来る態勢に持ち込めるか、、、という事ですね。
チケットの余裕とは、もちろん「逆転可能な差」のことです。目標としてはチケット差100前後の段階で戦車のリスポーンする重要拠点を制圧していることです。
理想は全拠点制圧ではありますが、現在のデフォルトチケット数では非常に難しい状況です。つまり、最終的には米軍を機甲兵力の差で押し潰すという力業も必要になります。その為には少しでも米軍の機甲兵力を減らしておくことが必要です。
南西の橋や、サン・ヴィトからの南回り等から米軍ベースへの侵入を試みる、ということは可能な限りやってみましょう。もし、米軍ベースを占領することが出来れば勝率は一気に上がります。
占領は出来なくとも、一時的にベースを白旗にすることでも効果があります。白旗にすることで米軍の増援は断ち切られるからです。

上記の正攻法とは別に、米軍の最重要拠点であるベースを電撃占領するという奇策もあります。マップの特性上、前線に兵力を集中する必要のある米軍にとって序盤からベースには兵力を割きづらいものがあります。ただまぁ、何回も通用する手ではないと思いますが。

また、ゲリラ的に拠点を奪回しにくる米軍に対しては、戦車の関係する拠点を除けばあまり注意する必要はありません。つまり、重要拠点への攻撃の手を緩めてまで再奪回しに行く必要は無いと思います。結局最も重要な拠点はあくまでもベースですので、ここを奪取すrことを最重要目標としましょう。